たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

キョウコに憧れる清明

二十四節気の「清明」は「清浄明潔」を短くした言葉で、空気は澄んで、陽光は明るく万物を照らし、全てがはっきりと鮮やかに見えるとき。
なのだけど、時折薄日が差すものの、どんより曇った木曜日。

昨日一日感じていた疲労感は解消したものの、何となく重だるさが残る。もしかしたら、糖質の摂り過ぎかもしれないなぁと思った。
食パン、パスタ、スイーツ。
以前よりも食べる回数も量も増えている。
もっと野菜、そしてタンパク質を摂るように心がけよう。

今日は気になっていた私道の草取りをした。
最近雨が多かったので抜きやすかった。
草取りは趣味といってもいいかも。無心になれる。草取り瞑想。

全部ではないけれど気になるところをすっきりさせ、3時間ほどで終了。
午後は読書をした。
図書館でようやく順番が回ってきた、群ようこさんの”れんげ荘物語”シリーズ7作目『今日はいい天気ですね。』

表紙もつくしやチューリップの清々しい絵で、ちょうど今頃が舞台。
軽やかで明るい物語なので、すいすい読み終えた。

働かない生活も堂に入ってきたキョウコ。

心の中であれこれ葛藤しながらも、ものごとを達観していくような彼女は、まるで仙人のよう。

働かず貯金を取り崩していく節約生活だが、ただケチに生きているだけじゃないところが良い。健康が何より大切だから食べ物はオーガニック食品店で買ったり、”心の潤い”のために部屋やアパートに花を欠かさなかったり。

シリーズを読んでいてずっと感じていたことだが、キョウコって心根がすごく良い。
魂のレベルがもともと高いように感じる。

仕事や毒親で苦労すると心がねじ曲がってしまう人も多いが、キョウコはそうじゃない。
心の中で毒を吐くこともあるが、一本芯が通っているというか、自分軸がしっかりあり、本質をきちんと見る力があってすごい。

「職業は旅人」だったコナツさんが結婚することになり、そのお披露目食事会で隣合ったコナツさんの友達サリへの接し方なんかその極みだ。

わたしはけっこうリベラルな人間だと思っていたけれど、最近そうでもないなと思っていたところ。偏見や思い込み、心が硬くなっていて、嫌だなー

キョウコのような人になりたいと思った。

そして何気に、義姉も凄い。義姉の心うちをもっと知りたくなってきた。

れんげ荘物語のスピンオフで義姉を主人公にした物語、書いてくれないかな。ぜひ読んでみたい。

 

 

 

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