たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

桜を浴びに

平日休みのタイミングでやっと晴れた先週の水曜日。
桜咲く小田原城へ行った。

今年は休みと天気の相性が悪くて、お花見には行けないかも…なんて半ば諦めていたが、ようやっと晴れた平日休み!
鎌倉の段葛や源氏山も思ったけれど、小田原城址公園のお堀や天守閣やこども遊園地がある懐かしい空気に浸りたくなった。

お昼過ぎに着き、平日にしては多い人出の中をのんびり歩く。
人は多いが立ち止まって楽しむ余裕はじゅうぶんにある。
残念ながら満開はとうに過ぎ、お堀には花筏があちこちに浮かんでいた。

桜は散る時が一番好きだけれど、満開を過ぎて半ば散っている桜の中を歩くと、満開の頃と散り始めの時の素晴らしさが良くわかる。
来年は出不精にならずフットワーク軽く出かけてこようと密かに決心する。

お堀を三の丸小学校方面へぐるりと回り、藤棚の横を通り、お気に入りの場所へ。

日曜日は混雑していたらしいこの場所も、この日は長閑な雰囲気。
子供連れ、カップル、ご夫婦、自撮りで撮影する女の子、、、
念のため敷物を持って来たが、空いていたお目当てのベンチに座る。

広場をぐるりと囲むように咲く桜とお城、抜けるような蒼空。

わー最高だー

楽しげな人々のおしゃべりや鳥の声をBGMに、持って来た缶ビールを開けた。

新発売となったこのビール、桜見にぴったりだった。
このビールを飲む人はきっと誰しも心の中であの歌が流れているはず。
もちろんわたしも。

ゆっくりビールを飲みながら桜を浴び、天守閣を仰ぎ見つつ、読書をした。

先月読んだ山本文緒さんの最後のエッセイ『無人島のふたり』で、この小説を褒めていたのでさっそく借りた。
初めての島本理生さん。
恋愛がベースになっている小説は苦手でずっと避けて来たのだけど、この物語はそれだけじゃない感じがする。
っていうか、恋愛がベースまたはテーマになっている小説にもしかしたら偏見があったのかも。。

なんて思いながら読み、飲み、浴び、眺めた。

外で読書するのはやっぱり気持ちが良いし、不思議と集中出来る。
スタバやコメダなんかは隣との席が近過ぎて、会話が始まってしまうとその声が気になって読書どころじゃなくなっちゃう。
さざ波のように遠くから聞こえて来る会話なら良いんだけど。

この日もお隣にシニア女性二人組が座りおしゃべりを始めたが、お二人の声のトーンが落ち着いていて大きくもなく、快適だった。

斜め前にシートを広げ、プチ宴会をしていたご夫婦は、旦那さんのお顔が少しずつ赤くなっていき、今は首から上が真っ赤。
シートに肘をつき横になって、桜と空のコントラストを楽しんでいるようだった。

わたしはと言えば、朝イチで岩盤浴ヨガをして身体の代謝が良くなっているせいか、350mlの缶ビール1本でかなり良い気分に。
2本めを飲んだら帰れなくなるかもと、熱い番茶に切り替えた。

それでも何だか眠くなって来てしまい、お尻も痛くなってきたのでベンチを立つ。
常温のヨガでもヨガ後のお酒は廻るというのに、ホットヨガの後だもの。次からは気をつけよう、と反省しつつぐるりとお城の周辺を歩いた。

毎年おでんの屋台が出ている広場は、今年は出ていなくて、あれ?
小田原おでん、食べたかったな。
そう、桜と読書にプラス、おでんも目的のひとつだったのだ。
天守閣と桜を眺めながら外で食べるおでん、最高だよ。
でも残念。これもまた来年だね。

ソメイヨシノは終わりの頃だったけれど、枝垂れ桜が咲き始めていた。

こんな場所が家の近くに、歩いていける場所にあったらいいのにな。

 

 

 

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