たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

荒東風の唸りを聞きながら

雲の海に浮かぶ不二 2月1日。朝は穏やかな晴天だったが、南からの大きな高気圧の影響で少しずつ風が出始め、南→西からの暴風に変わった。3月並の暖かさという予報が出ていたので、吾妻山公園に行き菜の花を見ながら読書でも、という心積もりをしていたの…

梢の三日月と読了『フォンターネ 山小屋の生活』

図書館を出たら夕暮れで、体がキュッと締まるような冷気だった。ストールを手繰り寄せ、手袋をはめて、ちょっと遠回りをしてみる。 夜が少しずつ昼の世界を侵食していくこの時間が、近頃心地よく感じる。 見るからに寒そうなまだ暗い家を横目に、灯りを背に…

映像が楽しみな『帰れない山』パオロ・コニェッティ

読了は『帰れない山』パオロ・コニェッティ。ここ最近は新潮クレストブックスしか読んでない。笑 北イタリアの山岳地帯を舞台に、ミラノで育った少年ピエトロと山で育った少年ブルーノの友情と人生を描いた作品。 山を舞台にした物語やノンフィクションが好…

旧暦の大晦日と読了『グレゴワールと老書店主』

師走の晦日、大晦日。 明日の朝5:53 水瓶座で新月を迎え新しい一年が始まる。 が、寺社でさえもグレゴリオ暦で動いているので世間的には大晦日感はまったく無い。 職場での雑談で大晦日ですね!って言ったら皆さん目がテンに。そりゃそうか。 ネットでもテレ…

冬の土用入りと読了『木曜日にはココアを』

今日から18日間の冬土用の時期に入った。 不用品がたくさん眠っている実家の片付けをもりもりと行い、自分の身体、特に胃腸を労り休める生活をしていこう。 初孫ちゃんが2階を怖がらなくなり、わたしの部屋にも気軽に入るようになった。目に入るもの全てが…

睡眠の改善と、読了『野原』ローベルト・ゼーターラー

今日も朝から快晴で冷え込んだ。タイマーで点火した暖房で部屋が十分温まるまで布団の温もりを貪る。至福。 ここ最近、夜中に起きる回数が減ってきて実に嬉しい。 昨日、ククサで珈琲を楽しんでいるなんて記事を書いたばかりだが、実は珈琲をゆる止めしてい…

第8の波と野菜の値上がりと挫折した本

電車がやけに混んでいるなぁと思ったら、三連休なのですね。部活の学生たち、スーツケースを携えた人々、家族連れなどで賑やかな車内。わたしも何処かへ旅したくなりました。 仕事の隙間時間にカフェで一息ついていたら、隣席の男性が鼻をぐずぐずいわせ、く…

食べ過ぎ三が日と、大人のおとぎ話『赤いモレスキンの女』

1月3日。二度寝をして起きたのが8時過ぎ。慌ててテレビをつける。箱根駅伝の復路はもうすでにスタートして、選手たちが箱根路を駆け抜けていた。スタートする場面から見たかったな。 湯船にたっぷりの湯を溜めて朝湯。のんびり正月休みを満喫する。 元旦の集…

仕事納めと年末年始に楽しむ本

昨日は2022年の仕事納めでした。 出かける前にお飾りやお正月の食材を買いに行き、時間になったので自転車で颯爽と出発。この地は少し寒さが緩んだようで、ぴっちり巻いたマフラーと手袋は寄り道した図書館で外しました。 28日から休館なので、予約本をいそ…

イブの災難と読了『ミッテランの帽子』

きらり 透明な冬の陽 Happy Holiday! 雲ひとつない、水色の空が広がるクリスマスの朝。冬の空の色ってどこか凛としていていいな。 昨日のイブは悲喜こもごもな一日だった。 午後、早めに出てお気に入りのパン屋さんでクリスマス会用のパンを調達後、仕事に向…

清々しい銀杏と読了『花屋さんが言うことには』『猫のお告げは樹の下で』

週に数回裏手を自転車で走り抜ける神社がある。 住宅街の中にあり、そこそこ広い境内、道路から見えるのは本堂の後ろ姿だけれど、生きている神社だ。 もう何年も後ろを通っているのに、今年初めて色づいた銀杏の美しさに気づいた。 濃い黄色やかさついた黄色…

年の瀬の楽しみと今日の図書館

秋は12月の声を聞いて、主役の座を冬にすっかり渡したようだ。 朝起きたら思いの外冷えていて、今年初めての石油ストーブをつける。ファンヒーターと違い、部屋が温まるまで時間がかかる。お休みなのをいいことに、湯船にお湯をため、朝風呂を楽しんだ。 お…

11月の読書、一気読みの楽しみ

読書熱が高まったこの秋。11月集中して一気読み、その世界を堪能したのは髙田郁さんの『あきない世傳 金と銀』。 図書館の順番待ちの間を埋めるべく手に取ったら見事にハマった。髙田郁さんは『みをつくし料理帖』以来で、『あきない世傳』は読むのを躊躇し…

秋の読書、新しい出会い

夏にガクンと失速した読書も秋の訪れとともに加速していき、読みたい本が目白押しの今日この頃。新しい出会いがあったのだ。 作家の名は青山美智子さん。 秋の気配がようやっと感じられる頃に片付けをしていて、積読の山から見つけたのが、書店のカバーをし…

萩尾望都の繊細で美しいSFの世界

今週のお題「SFといえば」で今日も書いちゃう。 「SFといえば」でハッと思い出したのが、萩尾望都さんの漫画。時々思い出したように読みたくなる『百億の昼と千億の夜』と『銀の三角』。 『百億の昼と千億の夜』は光瀬龍氏の原作を漫画化した作品で、1977年…

読了『常設展示室』原田マハ著

私は芸術的センスや研ぎ澄まされた感性を持たないが、それでも原田マハさんの美術を扱う作品はどれも好きだ。 最近文庫本になった『常設展示室』の単行本を図書館で借りて読んだ。久しぶりの原田マハさん。 小説も絵画もそうだけど、ひとたび世界に出るとそ…