月が綺麗ですね。しかも、でっかい!
明日の満月は今年最大の大きさなんだそうです。
でも、真ん丸になるのが31日10:36AMなので、
今夜から明日の明け方にかけて見える満月が一番大きく見えるらしい。
しかも今月2回目の満月。
ひと月に2回の満月は珍しく類稀なるBlue Moon。
SuperなBlue Moonを葉山 一色海岸の大好きな海の家、Blue Moonでまったりと楽しめたら夏の締めくくりにぴったりな気がする。
東南角部屋の自室からは昇る月、少しずつ高度を上げて行く月などが見える。
この時期、夜中になると月光が煌々と室内に降り注ぎ、時にはベッドで眠っているわたしをも照らし、その明るさに眠れなくなることも。
だったらブラインドをぴっちり閉めれば良いのだけれど、そういうことはしたくないのよね。
月明かりに起こされるわたし。
なんかかっこよくないですか。
べつにー
鎌倉に住んでいた頃、毎月満月になると小町通りから一本入った路地に「満月ワインバー」なるものが出現した。
長谷のワインバーからソムリエが出張してきて、出されるワインは全てビオ。
友達とまずはそこで嗜んで、そのあと行きつけの立ち飲みやバーをはしごした。
次の日目覚めたら知らない男もしくは知ってはいるが友達程度の男が隣に裸で寝ていて、というよくあるシチュエーションが数度あり、その度に『満月は飲み過ぎ注意』って反省した。
その反省は数度を経たのち実り、今現在は(欲情が尽きたこともあるが)平穏無事な満月を過ごしている。
七里の駐車場の防波堤の上に座り、真っ直ぐ海に伸びる月の道を眺めながらRちゃんと電話で話したことを思い出した。
わたしはすでにいい大人だったけれど、未来の希望に燃えていた。あれをしたいし、これもする。そんなことをお互いに話して笑った。
満月の光を浴びながら、
きっと叶うよ、わたしたちの夢。
力強く言い切ったものだ。
Rちゃんは夢を叶え頑張っている。
わたしは?
ある程度叶った。
でも努力を怠り、泥沼にハマった。
泥沼にハマりつつ、今もなんとか生き延びている。
泥沼の中でも美しい景色は見ることが出来るし、芳しい香りは漂ってくるし、愛しい命の光は手に取ることができ、眩しい。
無いことばかりを探して数え上げ、無い無いと嘆くよりも
今ある豊かさに気づき、ひとつひとつ手に取って慈しむことの方がよっぽど良い。
満月は、今まで受け取ったあらゆる豊かさに気づき、感謝するタイミングなのだそうだ。
この国の政治も政治家も最低最悪で(わたしはその政治家らに投票していない)クソみたいな世の中だけど、自分の周りの豊かさや優しさ、見えない愛情なんかに気づき、当たり前の幸せをちゃんと感じることで、地に足を付けて前を向いて一歩踏み出して行ける。そんな気がする。
小さな波動はやがて大きな波となってこの世界を包むはず。
きっと。