たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

冬を感じる野菜

冬至へ向かって 陰へ陰へと自然界は高まっていくこの時期に
色鮮やかに市場にお目見えするのは、立派なロマネスコ

大きな一株200円しなかったので後先考えず即購入してしまった

デカ過ぎてマイバッグに入らず途方に暮れていたら、大きなレジ袋をバッグのポケットに入れていたことを思い出し、なんとか入れる。
ズシリと重いロマネスコを自転車の前カゴに入れ、一体食べ切るのにどのくらいかかるのかと自分に呆れた。

ロマネスコとの出会いは鎌倉のレンバイだった。なのでロマネスコを見つけるとついつい買ってしまう。鎌倉暮らしの懐かしい日々が蘇る。

それにしてもデカい。

一個一個を見ていると引き込まれそうな形状だ。初めて見た時は、宇宙だ!って思ったね。

うずまきが集まってうずまきを形成し、さらに大きなうずまきに。この世の神秘を体現しているようじゃないか。

ぐるぐるっと螺旋の宇宙 見入ってしまう

今でもじーっと見入ってしまう。全てが完璧な形なの。一つ一つが集まって、大きな宇宙を表している。

わたし的にはロマネスコは蒸して食べるのが一番美味しい気がする。
ほくほくして、カリフラワーとブロッコリーの間のような食感。

タジン鍋でにんじんと一緒にスチーム。

岩塩をガリガリと削り、手作りのギーと合わせ、仕上げにジーラパウダーを振ってみた。ジーラを足すと、いつもの蒸し野菜がワンランクアップするような気がする。

忘れちゃならないのがギーで、インドで出会って以来その虜になっている。
日本では馬鹿らしくなる値段なので、無塩バターで手作りしている。
アーユルヴェーダでは、どの体質の人にも良い作用を及ぼすと言われるもので、要は、バターを煮詰め、水分や余分なものを取り除いた純粋な油。

ギーとジーラさえあれば、単なる蒸し野菜が見違えるよ。

ロマネスコは食べやすい大きさに切り、冷凍した。ストックにたんまりあると思うと、何だか心豊かになる。単純なわたしである。