たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

姉妹愛

先日、下の孫が1歳を迎えた。
家族写真アプリ『みてね』で、お祝いの様子を写真や動画で堪能した。

お祝いの御膳は、お嫁ちゃんお手製の食パンと水切りヨーグルトで作った小さなバースデーケーキ、お子様ランチ風プレートは上の子の分も合わせて2つ。

ケーキは見る間に下の子の手で破壊され、お手ても口の周りも真っ白に。
フレームの外からお嫁ちゃんが「いいよいいよ、何してもいいよ」と笑いながら言っている。

一升餅を背負っている動画もあった。
よいしょ、と力強く立ち上がり、ふらふら、パタンと尻餅を着く。
その様子がいかにも愛らしい。

いつも通りに歩けず訳がわからないといった表情、何度も立ち上がり、とうとう数歩歩いた。思わず、わー頑張ったね、偉いねと画面に声をかけてしまった。

フラつきながらも立ち上がっては歩き、お尻を着いてはまた立ち上がり、を果敢に繰り返し、その度に大人たちが大喜びだが、当の本人は当惑顔。
すると、上の子が「もうやめたほうがいい」とフレームの外から現れ、妹を抱きとめ、一升餅の入ったリュックを外した。

一歳のお祝いに何故そんなことをするのか、きっと事前に息子たちが姉娘に説明していたと思う。彼女も納得していたと思う。
でも、何故いつもと同じに歩けないのか訳も分からず当惑気味な妹の様子を見て、可哀想だと感じたのだと思う。
いじらしい妹に心が傷んだのかもしれない。
優しいね、お姉ちゃん。

やんやと囃し立てていた大人たちはハッとした様子だった。

妹が生まれて赤ちゃん返りや張り合う場面が見られる上の子だけれど、お世話もよくしている。何より顔つきが変わった。妹を抱っこしたり相手をしている時の顔が、『姉』になった。
下の子はとにかくお姉ちゃんが大好き!といった体で、後を追いかけ真似をしてはキャッキャとはしゃぎ笑う。

わたしは歳の離れた兄がいるが、年齢差と性格の違いもあり、仲が悪いわけじゃないが特別仲が良くもない。兄との思い出といえば、いじめられたこと、兄からちょっかい出してきて喧嘩になったのにいつもわたしが怒られて理不尽な思いをしたことが真っ先に浮かぶ。

お姉ちゃんか妹が欲しかったな、と何度か思ったこともあった。

歳が近くて同性のきょうだいって、こんな風なんだなぁ、いいなぁと、姉妹愛が育まれていく様子をリアルタイムで眺めている。

 

 

 

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