あやや、気づけば18日だ。新月から3日も経っていた。
というのも、送り火の準備をしながら”今日は新月だなぁ〜、文月の始まりか…”と新しい気持ちになっていて、それは今も続いているからなのだ。
昨日が新月だったような気分。
送り火は兄と焚いた。
台風が行ったばかりの16日。宵闇が蒸し暑さの中に涼しさを運んで来た。
兄が仏前に手を合わせている間にオガラをパキパキと折り、素焼きのほうろくに積んだ。
兄が火をつけると、あっという間に燃え上がって驚いた。
「湿気が多いのに、よく燃えるね」
うん、、お父さん、早くあの世に帰りたいのかな。。
居心地、悪かったのかなぁ
「はは、そんなことはないよ」
迎え火はゆっくりゆっくり燃えて全部燃え切らなかったのに、送り火は燃え切らない分まで燃えて黒い燃えかすだけが残った。
精霊棚は17日に片付けた。
今年のお盆を振り返り、反省と来年のわたしへの覚書。
- 迎え火の日が仕事の場合は、12日中に精霊棚を設置し、お盆灯籠も組み立ておくこと。
- 床の間の掛け軸を変えること。
- 生花、みそはぎ、ほおずきは少し遠いスーパーがお手頃で新鮮。
11日または12日に購入しておく。 - 野菜、果物の供物もセットになったものが遠めのスーパーが新鮮でセレクトも良い。
11日に購入する。 - 果物の供物はセットのものも手軽で良いが、室温で痛みやすいものが含まれている時は、痛みにくい果物を個々に買い、お皿またはカゴに入れてお供えする。
精進料理
- 13日
白飯、大根のお味噌汁(昆布だし)、茄子のぬか漬け(2切れ)、キャベツと豆腐の炒め煮、枝豆、ヒジキ煮、お水 - 14日
白飯、キャベツともやしの味噌汁、茄子のぬか漬け(2切れ)、厚揚げと椎茸といんげんの煮物、小松菜のおひたし、切り干し大根煮、お水 - 15日
白飯、キャベツともやしの味噌汁、きゅうりのぬか漬け(2切れ)、厚揚げと椎茸といんげんの煮物、かぼちゃ煮、ひじき煮、お水 - 16日
白飯、キャベツの味噌汁、きゅうりのぬか漬け(2切れ)、高野豆腐と椎茸といんげんの煮物、かぼちゃ煮、切り干し大根煮、お水
一人暮らしなので同じお菜が続くが、しまり屋の父のこと、それで良しとしてくれるだろう。
父の好物ってなんだったろう。思い出せないというか、知らない。なんて親不孝な娘。
嫌いなものなら知っている。それは、焼き茄子。茄子のお味噌汁も好きではなかったな。ぬか漬けは大丈夫だった。
父の好物、そうだ、お酒。日本酒好きだった。
今年は忘れた。なんて親不孝な娘。
来年は忘れずに。