たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

薫る町

桜を追いかけるように藤の花が優雅に咲き誇り、我が家ではジャスミンが満開になった。
咲き始めた頃に庭から玄関脇に大きな鉢を移した。
出入りする度に辺りに漂う甘く濃い香りを楽しんでいる。

特に夜。
暗い道をくたくたになって帰宅して、玄関灯に淡く照らされながらぼーっと浮かび上がる小さく可憐な花、朝よりも一段と濃厚な香り。
一瞬で癒される。

鉢を動かす時に気づいたのだが、今年もジャスミンにカマキリが卵を生みつけた。
ちょっと小さめだけど、孵化するのが楽しみ。
そういえば、草取りをしていて庭の他の木にも見つけだんだけど、どれだったかな。

ご近所にも同じジャスミンを植えているお宅があり、うち一軒は空き家で庭も雑然としているが、ジャスミンと紫陽花は素晴らしい。
特にジャスミンは日当たりが良いのと手入れされず自由気ままに伸び伸び育っているせいか、花の量がウチとは桁違い。

なので香りもまたすごい。
あの花をひとつひとつ摘み取って蒸留し、蒸留水を作りたいと毎年思う。
あれだけあったらたっぷり作れそうだし、エッセンシャルオイルも5mlくらいは採れそうな気がするんだけど。
空き家とはいえ他人の敷地、駐車場は使っているみたいだし、実行はしないけれど。

そして最近もうひとつ、何か違う良い香りがする。

何だろうと数日不思議に思っていたのだが、今日判明した。
みかんなどの柑橘系の花が咲いているのだ。

エッセンシャルオイルの、ネロリの香りにとても近い。
ネロリジャスミンと同じくらい大好きな香りだ。
もうそれはうっとりするような芳醇で甘く爽やかな香りで、近くに行くと胸いっぱい吸い込む。
毎年咲いていて香りを楽しんでいるはずなのだが、この季節になると、ああここにもこの木があったのねと思う。

さらにこのところ、違う香りが混じってきた。
生垣のつやつやした若緑の葉の匂い。
名も知らぬその木には白い小さな花も咲き、これもまた控えめながら良い香りなのだ。

何だか町中が薫っているみたいだ。

 

昔インドに通っていた頃、マーケットに生花ばかり取り扱う一角があり、そこにはマリーゴールドジャスミンの花が山盛りになっていて驚いた。

日本に多いハゴロモジャスミンとは違う種類みたい。

この花は神様にお供えをする花輪になる。

西インドのゴアでバスに乗っていた時、座っていた女性の髪が素敵だった。

生花を挿してる

こんな使い方も出来るのね!
真似したいと思ったけれど、残念、その時もわたしはショートヘアなのであった。

 

 

 

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