たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

1月1日 親族の集い

1月1日朝6時。窓の外は暗く、夜明けの気配もない。
ゆったりとした気分で目が覚めたのは、お正月の集まりのための料理の準備がほぼ完了しているから。

やかんに水を汲み火にかける。沸くのを待つ間、家中の雨戸を開け湯船に湯を張った。
ポットに残ったぬるま湯に湧いたばかりの熱湯を足し、好みの温度にして啜る。喉から食道、そしてお腹へと湯が流れていく。お腹が内側からほわっと温かくなって火が灯ったようだ。

朝風呂から出ると2024年の初陽が射した。

今年の集まりは去年に輪をかけて賑やかになった。
息子夫婦には第二子が、甥っ子夫婦には初めての子が産まれ、もう一人の甥っ子はフィアンセを伴ってきた。

去年は咳をして体調不良だった義姉も今年は元気で、料理上手の腕をふるってくれ、次々と登場する料理をどう食卓に配置するか苦労するほどだった。

わたしが今年用意したのは

ガーリックシュリンプは大失敗!
エビ好きな息子のために作ったんだけど、殻付きのエビが高かったのでむき身の冷凍のを使ってみた。味が染みて美味しくなるようにと前日の夜からマリネ液に浸しておいたのも仇となった。

エビから出た水分たっぷりのマリネ液ごとフライパンに入れてしまい、カリっと焼けるどころじゃなく、「煮る」感じに。
ガーリックシュリンプとはまるで別物になってしまった。

味は悪くない。不味くはないけど格別美味しくもない。なんとも微妙。
隣に住む義姉が次々と運んで来る見るからに美味しそうな料理、食卓に乗り切らないから、このエビ下げようかと手をかけると、え、俺食べたいよと兄、俺も!と甥っ子。
うう、皆んななんて優しいんだ!

結局エビのガーリック煮はほぼ無くなり、余ったのは息子が持って帰った。
ちょい塩味が効き過ぎていたのだが、それがお酒のお供に良かったみたい。
義姉は海産物が好きじゃないようで、食卓にもほぼ上らないんだそうだ。なので甥っ子たちには物珍しさもあったみたい。

この地のお雑煮には「はばのり」を散らすのだが、節約して買わなかった。近くのスーパーで一枚1,650円もするのだもの。。。
兄が何も言わなかったのは忘れてるから?義姉は島根出身なのでお雑煮も島根風と聞く。
はばのりのないお雑煮、利尻昆布と鰹節で出汁をとったので我ながら美味しく出来たけれど、物足りなかった。来年はケチらずやっぱり買おう。

義姉はパンも焼いてくれ、熱々焼きたてのパンやアンパンも登場。
昨日からパンが食べたいなぁと思っていたので美味しさも格別だった。

 

息子夫婦と甥っ子夫婦は同じ歳でもあり、念願の第一子を授かった甥っ子夫婦は子育てのあれこれを息子夫婦に聞いていた。ちょっと寂しそうな雰囲気があったYちゃんは見違えるように明るくなり、お嫁ちゃんと子育てについて話している様子が微笑ましくて嬉しくなる。

 

お昼過ぎから始めて、午後3時過ぎにお開きに。
片付けも全員でするのであっという間。
そのあと息子たちはUNOを始め、わたしは上の孫と2階へ上がり、息子が使っていた部屋で遊んでいた。

悪い魔女を退治するごっこをしている時に地震が起きた。

何か揺れているな、と感じてすぐ孫を抱き寄せた。
その部屋で倒れそうなのはドア近くにある木製のラックくらい。もし倒れてもベランダから外に出られる。

階下から皆んなが上がってきて、止まった?まだ揺れてるよね?震源地はどこだろう?震度は?など口々に言い合う。

上の孫はそんな大人の様子をじーっと見て、その会話をよく聞いていて、なんで揺れたの?能登ってどこ?など、あどけなくも鋭い質問。

揺れが治ったので孫との遊びを再開した。
なので地震の被害がかなり深刻になっているらしいと知ったのは、皆んなが帰ってひとりになり、自室のテレビを付けた後だった。

元旦の午後4時過ぎ、皆それぞれ穏やかな時間を過ごしていただろう。
繰り返し起きる地震津波、停電、火事。
遠く離れた地だが、同じ空の下起きている現実だ。
のんびりした寿ぐ気分は吹っ飛んだ。

 

 

 

 

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