お孫ちゃんからもらった喉風邪は、すこうしずつ良くなっており、喉の痛みはもうない。が、話した後はヒリヒリするし、咳とガラガラ声に悩まされている。
ここ数年、体調が悪いと感じることがあっても、一晩寝れば治っちゃってた。油断していたけれど、わたしだけは大丈夫と思っていたけれど、年齢を重ねて免疫力が落ちているのかもしれない。
喉風邪をひいたのなんて、何年ぶりだろう。思い出せないほど昔だ。
仕事で声も使うので、対策を万全にしていたつもりが、お孫ちゃん経由で侵入してくるとは。風邪も考えたものだ。隙を突かれた。
10月に入ってから、庭の金柑の実がポロポロ地面に落ちる。
今年もたくさん実をつけたから、自発的に落としているんだろうなと思った。鳥が突いて落としたものもあるけれど、けっこうしっかりした実が落ちている。
もったいないので拾い集め、さてどうしようかなと考えていた。
そこにこの喉風邪。
金柑は喉に良いとされる。
あぁだから落ちてたの?って思うほどのタイミング。
さっそく甘露煮にした。
黒砂糖はなかったので、きび砂糖で。
洗った金柑に竹串を刺すか皮に切れ目を何筋か入れ、ひたひたのお水から茹でる。ひと煮立ちしたら弱火にし、砂糖を入れ、25分ほど煮る。火を止め、蓋をしてそのまま寝かす。
砂糖の量は適当です。
今回は300gほど入れたかな。
煮汁は蜜のようになり、これをスプーンにすくってそのまま飲んだり、お湯で割ったりして頂くと喉に優しい。
喉のイガイガが苦しい時や咳が止まらないときに、甘露煮を頂くとおさまる。
喉に良いおやつにもなる。
美味しいし喉が楽になるしで、あっという間に無くなってしまった。
比例して、喉の痛みも良くなっていき、金柑は実を落とさなくなった。
太陽を浴びながら黄色く熟していく。
これからは鳥との競争。
美味しそうな実から食べられちゃうのよね。
体調はまだ万全ではないから、この週末、再び甘露煮を作る予定。