昨夜の雷が耳に残っていた。
雨音がしているのも感じていて、朝、ベランダの植物がしっとり濡れているのを見て、恵の雨だなって思った。
午前中の仕事はキャンセルとなり、天気のせいか、時期的なものか。
8月、12月、2月には人がぐっと減るから。
でもそれがラッキーだったなって思う。
ゴロゴロと重たい音が空からして
何だろうって思ってたら雷で
遠く潮騒のようだったのが少しずつ近づいた
徐々に雲が空を覆い、冷たい風が吹き始めた。
ああ嵐が来るんだ。
ちょうど返却期限が迫った本を読んでいた。
Twitterで流れてきた本。
物語は、緻密はドキュメンタリーを見ているようで、主人公の類稀なる繊細な感覚と聡明さが、かえってその先につながる不幸や不穏な雰囲気を予感させる。
女は世継ぎを産むための道具だった頃の話で
読む進めるほどに息苦しく、天侯がそれに拍車をかけた。
幸いわが地は被害もなく、嵐は少しずつ去った。
夕方以降の仕事は惨敗。
この天気だもの、仕方ないかぁ
天気に左右されず、合格ラインを保ちたいものだ。
だがそれも、我が身が無事なればこそ。
護られていることに首を垂れる、嵐の火曜日。