たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

Anniversary

肌寒い雨の日曜日。
誕生日で、母の日だった。

街に出ると昨日に引き続き花屋さんの前には多くの人が群がっていて、お子さんを連れた父親風の人や子供達が目立ち、あぁ母の日の贈り物を買っているんだなぁと微笑ましかった。

息子家族から母の日の心づくしと誕生日祝いは連休中にしてもらったので、今日は特にこれといったこともなく、普段通り仕事に行き、静かに過ごした。

年々、誕生日や年齢とかに対する意識は薄れていて、今年は特にそれを感じる。

昔は誕生日当日をいかに楽しく賑やかに過ごせるか、ということに相当こだわっていて、承認欲求の塊だったと思う。時代も今より派手だったしね。。

静かに穏やかに過ごせている自分がとても心地よい。
健康で仕事があり、家族はつつがなく過ごしている。なんて幸せだろう。

 

facebookはもう何年も前から使っておらずアプリも随分前に削除してしまったが、メッセンジャーだけは残っている。それすらも存在を忘れるほど使っていないのだが、スマホの画面上にお知らせが上がってきた。

数年会っていないのに、毎年律儀におめでとうメッセージをくれる人がいまだにいて、嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちが交錯した。

数名なので、その方の誕生日にメッセージを送ろうと思いつつ、毎年忘れてしまうのだ。←ヒドイ

わたしから送っていないのに、毎年おめでとうを言ってくれる。

機械的に送っているのかもしれないけれど、それでも嬉しいことは変わらない。

 

ある男性はインドで知り合った日本人で、毎年ゴアに行くようになってから毎年顔を合わせた。最初は毛色の違うわたしに引いていたようだが、わたしも変化していっている最中だったし、年々少しずつ距離が縮んでいった。

彼の態度がさらにガラッと変わったのは、わたしに大学生の息子がいて、ほとんど子育てを終了した状態だと分かったとき。あのときの反応はとても面白かったな。

日本人では珍しかったかもしれないけれど、外国人たちの中にはそんな人、ごろごろいたんじゃないかなぁ
何しろ、いったいこの人たちは何者なんだろう、普段どんな生活をして仕事は何なの?って摩訶不思議な人々がゴアには集結していた。

そこでわたしは、この世界はいろんな生き方があり、狭い中で考えず外に目を向ければ何をしたって生きていけるんだって感じたのだ。

色々いていい。色々あっていい。
ダメダメな自分だってOKだ。
世界は広い。
そしてけっこう、懐が深いよ。

2015年 GOA White rock

そんなことを、彼からのメッセージを読みながら懐かしく思い出した。

インド行きたいなぁ

いろいろ変わっているだろうなぁ

穏やかで静かな暮らしも良いけれど、そうだわたしは破天荒なことも好きだった。
小さくまとまるのも心地良いけれど、自分の殻を破って変化したいな。
人の目を気にしすぎて自分で檻を作ってないかな。
いい歳なんだもの、いい大人なんだもの、もっと自由になろう。

なんてこと思った、今年の誕生日。