たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

初孫と遊び尽くす休日

ゴールデンウィークはここ数年、普段通り地味に過ごすのが定番となっているが、今年は息子家族が泊まりに来て賑やかに過ごした。

息子家族は徒歩で行き来できる近さに住んでいるが、彼らなりに一人暮らしのわたしを気にかけてくれているのだろう。
それに、今年は2番目の孫も誕生し、上の子も下の子も可愛い盛り。子供はちょっと見ないうちにあっという間に大きくなるから、二度とないこの一瞬を存分に楽しんだ。

上の子は3歳となり、今までは我が家に来てもパパとママにべったりだったのが、今回はずっとわたしの側を離れなかった。

どこに行くのにも着いてきて、ちょっと姿が見えないと『ばばちゃま、どこー?』

か、か、かわゆすぎる。。。

正直へっとへとのへーになるが、幸せいっぱいのへっとへとぶりだ。
孫とはこんなにも愛おしいものか。
我が子の時は、なにせ初めての子育てで無我夢中だった。
孫ともなると距離感もあるし、味わい損ねた幼少期独特の可愛さをしっかり感じ取ろうというゆとりもある。

とはいうものの、ちょっと前までは上の子を預かるとき、何をして遊べば良いのか分からず戸惑った。
息子を育て上げたものの、もうすっかり記憶の彼方だし、女の子って何をして遊べばいいんだろ?

でも何度か接するうち、わたしが遊んであげようとしなくても、彼女は自分で遊びを見つけていくことが分かった。そしてそれはどんどん進化してる。

 

家の中での最近の遊びは、「ごっこ遊び」がブーム。

おままごと道具がなくても、キャンドルホルダーティーキャンドル、木のコースターなんかが食器になりケーキになりご飯になる。ちょっとした棚の隙間がオーブンで、こっちの隙間は流し台だ。

応接間の飾り棚に並べられ忘れ去られた昭和の時代の置き物をめざとく見つけ、「お友だち」と言ってお人形ごっこをする。

かと思えば、「具合悪いひとになって。○○ちゃんせんせいになるから」なんてお医者さんごっこが始まったりする。
聴診器はあるつもり、お注射はわたしの部屋に飾ってある棒状の水晶、絆創膏はポストイット、お薬はエッセンシャルオイルの小瓶。

お風呂では「○○ちゃんになって、○○ちゃんママになるから」と始まる。
孫のため羞恥心などかなぐり捨て、湯船に浸かりながら「ママ、ままー」なんて言ってみる。すると「どうしたの、赤ちゃん」と洗い場から覗き込む初孫ちゃんの笑顔のなんとこまっしゃくれたこと!

時には自分が赤ちゃんになる。
妹が生まれて多少寂しさを感じているのかな?思いっきりあやしてあげる。

ごっこ遊びも、最初は戸惑うことばかりだった。
わたしだって昔は女の子で、夢中でごっこ遊びをしていたはずなのに、想像力が働かずドッと疲れていたが、最近ようやくコツが掴めて疲れることもなくなった。

初孫ちゃんと遊ぶことで脳が活性化されたのかもしれない。想像力がいろいろ働いて、クルクルと変わるシチュエーションに対応できるようになってきた。

わたしの感情にも瑞々しさが蘇ってきたみたい。

「なぜ?なに?」に答えるたび、日頃見逃していることや当たり前になっていることをもう一度考えたり。

子どもの目線って鋭いし、ほんとよく見てる。
お孫ちゃんたちに恥じない大人になろうと決意を新たにするゴールデンウィークであった。

 

 

今週のお題「何して遊ぶ?」