たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

少しずつ冬支度

今年の紅葉は去年より鮮やかな気がする

秋から冬へと変わりゆく、晩秋のこの季節がけっこう好き、いやかなり好きだということに最近気づいた。

空気がスッと冷えてきて、空の蒼が濃くなり、葉が色づき、落ち葉がカサカサ歩く音も心地よい。
肌感覚が鋭くなり、意識が内側へ向く。冷たく透明な風に感性が拭われて感じる力が蘇るよう。

そして不思議と、自分と暮らしとを冬に向けて整えたくなる。

朝晩冷え込み、南東角部屋にある自室に太陽が深く差し込むようになったので、部屋の模様替えをした。

ほぼ一日中陽の当たる場所にソファを移動。

ここなら日向ぼっこをしつつ、青空や夕焼け空を眺めながら読書を楽しむことが出来る。
ソファの前にニトリの高さを調節出来るこたつを置いたらどうかなーと妄想したけれど、狭くなるし床でヨガも出来なくなるからやめた。

北インドの聖地 リシュケーシュで買ったネパール製のストールを引っ張り出し、陽に干した。このストールを見るたびに思い出すのは、懐かしいインド。ラクシュマンジュラの商店街。ゲストハウスの一室で、友達の奏でるハルモニウムに合わせてガネーシャやシヴァ、ドゥルガーマントラを謳ったこと。
やはり今頃、晩秋だった。

ウールのもこもこ靴下をクローゼットに加え、ふと足元を見たらまだ夏のスリッパのまま。お風呂上がりにはまだ活躍出来そうだけど、つま先がすーすーする。見た目にも暖かな冬のスリッパに替えなくちゃ。

少しずつ、冬の部屋に変えていく。この作業が毎年楽しい。