ご近所の檸檬の木に今年もたくさん実がついて、通るたび少しずつ色づいていくのを見るのが、最近の楽しみのひとつ。
我が家にも檸檬を植えたいと思うけれど、庭のどこにもそんなスペースはなく、鉢植えで出来ないかな〜と、ホームセンターに行くたびに檸檬の苗木を眺めている。
よく行くスーパーに国産の檸檬が並ぶようになってきた。
並ぶ檸檬が青いのは晩秋の証。冬の足音が高くなるにつれ黄色一色になる。
無農薬ではないけれど国産で、地元ではないけれど近場の馴染みある土地で採れた檸檬が大盛りで並ぶのを見ると、なぜか心が浮き立つ。
産地は神奈川県の西の端、片浦。小田原と真鶴の間にある。
もともとみかんで有名で、若かりし頃、混雑する湘南を避けて真鶴〜伊豆へサーフィンに通う通り道だった。道が混んでいてジムニーの時は、みかん山を抜けて行く。
斜面一面のみかんの木は壮観だったし、季節になると路上で売っていて、スーパーで買うよりお得なこともあり、波乗り帰りによく買っていた。
その斜面で今は檸檬も作られているらしい。
潮風をいっぱい浴び、陽の光が結実したような檸檬。
朝のむ白湯に輪切りを浮かべたり、ホットヨガには果汁を半分絞った水を持っていく。そしてジンジャー檸檬ハニー。
産地では、檸檬をまるごと冷凍し、ガリガリ削って使うという。
そんな使い方も今季は試してみよう。