たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

桜ほころぶ、「マザーウォーター」を観る

4月の始め、ようやくほころび始めた今年の桜。この時を待っていた。
大好きな映画「マザーウォーター」を観た。

季節ごとに観たくなる映画はわたしの中で風物詩になっていて、桜の咲き始めた頃だったら断然「マザーウォーター」。
京都を舞台に、疏水沿いに住む4人の女たちが付かず離れずの程よい距離を保ちながら周囲と関わり合い変化していく日常を淡々と描いている。

4人の女性、ウイスキーバーを営むセツコ、珈琲店を開くタカコ、豆腐屋のハツミは他の地から京都に流れてきたようだ。もたいまさこさん演ずるマコトだけが違うのかな?

まだ桜の蕾も固いころに出会い、少しずつ膨らみ、咲き、満開になるように友情が育まれていく。

疏水沿いの街並みや鴨川の風景も美しく楽しい。
神社の境内でお水を汲む習慣なんて憧れる。
わたしも以前は地蔵堂へ水を汲みに行ったものだが車がないと厳しくて、いつしか足が遠のいてしまった。気軽に歩いて行ける町中の神社に良い水が湧いているなんて理想だね。

マコトが住んでいる家が良い。
タカコが住むアパートの広いベランダが良い。
店先で豆腐を食べられるハツミの豆腐屋が良い。
タカコが出す珈琲カップの大きさが良い。
銭湯を営むオトメの鷹揚さが良い。
BGMも流さずウイスキーだけ出すセツコのバーが良い。
あれこれ頭の中でぐるぐる考えて臆病なジンもまた良い。
何より、そんなみんなの真ん中でいつも機嫌良くしているオトメの息子、ポプラが良い。

川や海の近くに住んでいたい。
目の前じゃなくても、歩いて行ける距離に。

流れのある水の近くが落ち着くのは、いろいろ溜め込みがちな性質が由来しているのかも。

 

 

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