たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

プラム色づく

七十二候では「梅子黄(うめのみきばむ)」という時季に入った。

その前から市場やスーパーでは黄色い梅の実をちらほら見かけていたが、なかなか手が出なかった。
今年は梅干しを作ろうと思っている。そんな目で梅を見ていると、もう少し黄ばんでからが良いと直感が働く。

この候を迎えたからには、そろそろかな。

庭のプラムも丸々育ち、色づいてきた。

このプラムはかなりの老木で、大きなウロが開き脚立が当たるとゆさゆさ揺れたりして結構危うい状態が何年も続いている。いつ倒れてもおかしくはないのだが、もし倒れても家には当たらない距離にあるし、前にある金柑の木が支えてくれるだろうと、毎年はらはらしつつ見守っているのだ。

瀕死の状態に見えるのだが、毎年美味しい実をつけてくれる驚異の木でもある。

花が終わったプランターの土を根元に重ねていっているのが良いのかなぁ

今年はどうかなと、毎年見守っている。

そして今年も花が咲き、たくさんの実をつけた。

摘果などせず放ったらかしにしておくと、木は自然と実を落とす。
草取りをしていると、たくさんの未熟な実が落ちているのを見つけ、この老木の生きる力を感じる。

昨日は今年初めての収穫をした。

雨にやられて腐ってしまったり、灰色かび病にやられたものもあったが、大半が無事。笊2杯分採れた。

収穫の目安としては、触れて簡単にもげるもの。

そのまま食べるのが一番好きなので、赤く熟した実を狙う。ジャムにするなんてもったいない。木に生った状態で熟した実が一番美味しいが、タイミングが難しい。熟し過ぎてしまっても美味しくないし。

まだ硬い実も採れてしまうが、それは追熟する。
洗って、常温または冷蔵庫に入れておくと赤くなる。ちょっと水っぽいがそれはそれで美味しい。特に完全防備で汗だくになりながら草取りをした一休み、よく冷えたプラムをカプリとやる幸せはたまらない。

あと、泡のお供にも最高だ。
キリリと冷えた辛口のCAVAに常温のプラム。
すすむね。進んでしまって、いつの間にか1本空いていたりするから気をつけないと。

たくさん採れたので、息子にLINEした。
実家にいた時は見向きもしなかったのに、美味しそうに食べるお嫁ちゃんにつられ、一昨年初めて口にして美味しさに目覚めた息子。初孫ちゃんの好物でもある。

息子に分けてもまだ笊半分以上あるし、まだまだ収穫できそう。

この週末の晴天に美味しく熟してくれそうだ。