日曜日の夜はなかなか寝つけない。
お風呂に入って気分を変えるけれど、脳内リピートされるのは、『鎌倉殿の13人』。
ここ数年、テレビはほとんど見なくなっていて、大河ドラマなんてもう何年も観てなかった。興味もなかったし。
でも今年だけは別。以前4年ほど住んでいた大好きな鎌倉が舞台なので、毎週欠かさず観ている。
が
鎌倉幕府創成期の頃の物語なので、Twitterで”ぜんぶ大泉のせい” ”死ぬどんどん” などのハッシュタグがつくほど、登場人物が次々と死んでいく。
三谷幸喜さんの脚本も俳優さんたちの演技も素晴らしく、登場人物の魅力に引き込まれ感情移入したタイミングで殺されてしまうのだ。どんな事件が起きてどのように死んでしまうのか史実で知ってはいるものの、やはり堪える。
だったら観なきゃいいって話なんだけど、それでもつい引き込まれて観てしまう。今年の大河は傑作だと思う。
で、今日は鎌倉最大の戦となった『和田合戦』のお話。
鎌倉殿の13人の一人であった和田義盛が北条に反旗を翻した一戦である。
和田義盛という名前は知っていた。江ノ電に和田塚という駅があり、文字通り駅のすぐ隣に和田塚がある。道よりもちょい上に塚はあり、昼間通っても何となく怖い感じがするところ。
いちお、戦いで敗れた和田一族が弔われていると言われているが、鎌倉のミステリーを取り扱ったある本によると、塚を発掘調査したときに出てきたのは、御家人の持ち物とは思えないような物だったらしい。
上総介のときも、義経の時も、畠山のときも、胸を打たれてなかなか寝付けなかった。
今夜もまた。