たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

賑やかに1月1日

悠々と、トンビ

晦日、タコの買い出しに行ったらスーパーのレジは長蛇の列で、ああそうだったと思い出す。今年はお魚屋さんで買ってみようかな。

タコの酢の物、忘れてた筍と昆布をそれぞれお煮しめにし、味を馴染ませるためにそのまま鍋に放置している間に障子の張り替えをした。

我が家には雪見障子(大)4枚、普通サイズ4枚、障子6枚、欄間障子(大)4枚、普通サイズ4枚ある。ひとりで毎年張り替えるのはかなり大変なので、破れたり黄ばできたかな、というタイミングで行っている。真っ白な障子で新年を迎えるのは清々しいのだが、そこは目をつむって。。。

みんなが集まる和室の破れた障子だけを貼り替えたところ、一昨年貼り替えた障子と何ら違和感もなくホッとした。きっと黄ばまないように障子紙も進化しているんだろうな。

 

内輪の集まりはお昼から。両親が施設に入居してから数年続いている行事。

今年は義姉が体調がすぐれないからと早々に引っ込んでしまったり、甥っ子のお嫁さんも体調が悪くて来れなかったり、兄もいつも嬉しそうに嗜む日本酒を控えていたり、大丈夫かなって心配になった。

それを打破してくれたのは、初孫ちゃんの愛らしさ。
甥っ子たちにもすぐに馴染み、自由気ままに遊んで食べて。

おしゃべりも上手になって、彼女がいるだけでみんな笑顔になっちゃう。

魔の2歳児でもあるので、いちどへそが曲がるとなかなか手強いのだが、興味をひかれるものを見つけるとコロッとそれを忘れる。
見るもの全てに興味津々、なぜなにを繰り返す。感性の瑞々しさに目が醒めるようだ。

座ってのんびり食べられたのは初めだけで、あとは初孫ちゃんに翻弄された。彼女の遊びにつきあっていると頭の体操になるみたい。錆び付きがちだった感性が少しずつ動いていくようだ。

お嫁ちゃんのお腹には第二子が宿っている。来年はもっと賑やかになりそうだ。

 

甥っ子の伴侶は不妊治療中で、お嫁ちゃんの大きなお腹や初孫ちゃんを見るのが辛かったのかも知れない。見るからに気持ちの優しそうな女性で、心も繊細なのだろう。彼女の悲しみや苦しみ、辛さを慮ることは出来るけれど、気を遣われていると感じるのも辛いだろう。

兄は孫が思春期になるまでこの集まりを続けると宣言しているので、来年、甥っ子の伴侶が笑顔で参加出来るように父の仏前に祈った。