たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

年の瀬の楽しみと今日の図書館

秋は12月の声を聞いて、主役の座を冬にすっかり渡したようだ。

朝起きたら思いの外冷えていて、今年初めての石油ストーブをつける。ファンヒーターと違い、部屋が温まるまで時間がかかる。お休みなのをいいことに、湯船にお湯をため、朝風呂を楽しんだ。

お風呂から上がると部屋はすっかり温まっていて、鉄瓶がシュンシュン言っていた。
片浦レモンを絞り、鉄瓶のお湯を注ぐ。冷めるまでの間に身支度を。

なーんにも予定のない日曜日。自由だ!さて、何しよう。

日常の家事をして、ふらりと街に出た。ユニクロや無印、インテリアなどを覗き、書店へ。お目当ては雑誌『天然生活』。

好みの内容の時だけ買っている。でも1月号は必ず買う。内要もさることながら、付録のカレンダーやレシピが毎年のお楽しみ。

師走、家事の達人はどんなふうに整えているんだろう。趣のある台所やリビングの写真や使い方なんかも見ていて楽しい。新たな発見もあったりして。

お正月には内輪の親族が集うので、何を作ろうか、レシピ集を見てあれこれ考える。
中旬を過ぎれば、何やかやと忙しなくなる。そのまえの束の間の年の瀬のお楽しみ。

 

図書館からお知らせが来ていたので、向かう。

やっと順番が回ってきたこの3冊。

さて、どれから読もうかな。

最後に読むのは青山美智子と決めている。
で、小川糸さんの『とわの庭』から読み始めた。

ゆっくり読もうと思っていたのに続きが気になって、結局寝るまでに読み終えてしまった。
アラジンストーブの青い炎を眺めがらしばらくぼんやり。

凪良ゆうさんの『流浪の月』を何となく思い出した。もちろん全然違うお話なんだけど。何でかな。

主人公が一時期悲惨な状況におかれる点で思い出したのかもしれない。

『流浪の月』は読んでいてずっと、清流を想っていた。どこまでも清く汚れのない流れる水を。

『とわの庭』は、題名のとおり葉っぱや花の香り。甘い花の香りを感じながら読んだ。ゴミ屋敷の描写の中でさえ。

小川糸さんは久しぶり。大好きな『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』に通ずる、人に対する温かい眼差しを感じた。

おかげでわたしも温かな気持ちでベッドにもぐりこめた。
良い日曜日だった。