たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

金木犀は二度咲く

すっかりご無沙汰してしまった。
ブログを書くタイミングを習慣化したいと思い、あれこれ考えつつトライするうちに完全に迷走してしまっている。

題名だけや、1〜2行だけ記した下書きだけが増えていくうちに、すっかり季節が変わってしまったね。

当地におけるここ数年の四季の移り変わりったら変。
激し過ぎない?
人の営みの多大なる影響を受けた地球温暖化 なのかもしれないけれど
もしかしたらもっと壮大な流れの中で、変化の波が大きくなっているのかもしれない。

ブログからご無沙汰していた期間、今月初めくらいに、金木犀が咲いた。

自転車を走らせていたら、ふっと風が匂った。
この香りは知っている、えーっと何だっけ?
しばらく思い出せずにいたが、もう一度強く香った時に生垣の金木犀に気づいた。

今月初めに咲いた金木犀

え?もうそんな季節?
と思ったけれど去年は9月の下旬に咲いたから、今年は異常な暑さでちょっと遅いのかもしれない。

町を行くたびふわっと薫って、ああようやく秋だな〜ってしみじみした。

けどそれも一瞬で
3日ほどすると消えた。香りも、花も。

あれっ?と思ったけれど、そうだ、思い出した。

金木犀は二度咲くのだ。

一度目は、様子見なのかなぁ
花の数も少なく、あっけない終わり方で

二度目は満開になり、香りも花も長く楽しめる
金木犀の木の下に、オレンジ色の絨毯が出来るのも二度目の開花のときだ。

そして、それはもうすぐらしい。

一昨日、金木犀の生垣のある道を歩いていたら、あの薫りが筋のように流れてきた。
はっと思って木を見たら、たくさんの蕾!

金木犀って特別好きってわけじゃないけれど、季節を実感出来て良き。
通勤するとき、買い物に行くとき、ウォーキングするとき、この道を選んで行く。
深呼吸して薫りをいーっぱい感じると、不思議と心が満たされる。

金木犀花言葉は、『謙虚』『気高い』

甘く強い芳香なのに小さな花をつけることや、雨に濡れるとその芳香を惜しむことなく潔く花を散らすことに由来しているらしい。

昔、中華街でよく桂花茶を買ってよく飲んでいたな。。
あの花をシロップ漬けにして、香りが移ったシロップを牛乳寒天にかけても美味しいのだ。

今ふいに思い出した。何年も忘れていたこと。

香りには記憶がもれなく付いてくる。