たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

米サワーも、仕舞いどき

9月も終わりだというのに30度近くまで暑くなった某日、米サワーを仕込んだ。
今年もう何度目だろう。

米サワーとは、甘酒にイースト菌やプレーンヨーグルトを加えてさらに発酵させたもの。橋本愛さん主演の大好きな映画『リトルフォレスト』で、主人公いちこが蒸し暑い夏の日の草刈りの後のご褒美に、冷たく冷やしたのをごくごく飲むのを観て作ってみたら、これが絶品だった。

全身汗みずくになって庭仕事を終えた後、シャワーでさっぱりしてから良く冷えたのを飲る。映画通り、もう一杯!となる。スッキリさっぱりする。

米サワーは夏が一番美味しいと思う。
発酵した微炭酸が舌にピリッとしたり、冷たい甘さが『夏!』って感じ。

映画ではうっかり発酵し過ぎたのを、三浦貴大さん演ずるユウタを呼び出し、二人で楽しんでいるけれど、実は要注意。
発酵が進み、濁り酒になってしまうと酒税法違反になってしまうから。

発酵が進みアルコール濃度が高くなると甘味がなくなるらしい。よりお酒に近くなるってことかな?

作り方は本当に簡単。発酵の力にお任せするだけだ。

【米サワーの作り方】

*材料
・米麹甘酒(米1合のお粥&米麹200〜300g)
イースト菌もしくはプレーンヨーグルト(大さじ1)

  1. まず、米麹甘酒を作る。
    米1合で水分多めのお粥を作り、60度位まで冷めたら、米麹200〜300gを良く混ぜる。
  2. 炊飯器なら『保温』にし、上に布巾などかけて蓋を少し開けた状態で、時々混ぜながら7〜8時間。
    私はカモシコという甘酒や納豆、ヨーグルトを作れる家電で作っていて、カモシコならば60度で10時間。
  3. 出来上がった甘酒をボウルや鍋などに移し、イースト菌1袋を入れ、良く混ぜる。
    蓋をして、夏なら半日程度おく。この時も、時々かき混ぜて、発酵具合を確認すると良い。
  4. 発酵が進み炭酸が発生するので、味見をしながら好みの甘さ&サワー状態になったら布巾や漉し器で濾して、保存容器に移す。

漉すとスルスル飲めるけど、甘酒のつぶつぶ感を楽しみたいなら漉さなくても大丈夫。

気をつけたいのが保存容器。

初めて作った時、映画を真似して同じような容器に入れゆるく栓をして冷蔵庫に入れたのだが、ビンの中で発酵が進み、冷蔵庫の中でぶくぶく溢れ出していた。
もしきっちり栓をしていたら、爆発していたかも^^;

井筒生ワインの瓶に入れているが、栓はせず、乗せておく程度にしている。

作りたて。瓶の中でも発酵が進んでいるのが見える

いっぱいに入れてしまうと溢れてしまうので、八分目ほどにしておくのもコツ。
冷蔵庫に入れていても、どんどん発酵してしまうのだ。

2日もあれば飲み切ってしまう。美味しいから!

とはいえ、朝晩だいぶ涼しくなった今日この頃、ごくごく飲むことがなくなった。冷蔵庫から出したての、良く冷えたやつがお腹に冷たく刺さるようで。常温に戻せば大丈夫なんだけど、生ぬるい米サワーって何か違う気がする。。。美味しいんだけどね、美味しさが半減するというか。

昼間暑さを感じるとはいえ、やっぱり秋なんだなぁ
自然が移り変わるように、わたしの身体も秋仕様になってるんだ。きっと、心も。

米サワー作りも、もうおしまい。
甘酒を楽しむ季節を実感して、わたしの中でようやく秋が始まったみたい。