たわむれ日記

たわむれに いろいろ書き散らします

ふいのインドと昨日の収穫

片付けをしていたら、クリアファイルからインドが飛び出した。

お土産の梱包材に使ったと思われるインドの新聞と、現地で仲良くなった友達が帰国する前にくれた手紙、印刷したエアチケットの裏に書いた覚え書きなど。

見るからに不思議美しいヒンドゥー語で書かれた新聞は、何一つ読めないけれど。。。日付を見ると2014年。たぶんこれはリシケシマーケットで買ったスパイス入れを包んでいたと思う。もうインドの匂いはしない。残念。

手紙はクリーム色の封筒に入っていて、なんだろうと開けたら、感動的な手紙だった。
3年続けて秋にリシケシを訪れていた頃、ゲストハウスのお隣さんになった彼女。初めてのインド一人旅と聞き、いろいろお節介をやいたのだ。

リシケシは秋が美しいし、過ごしやすい。ガンガーの色が少しずつ透明感を持ち、ターコイズ色になる。昼間は半袖で汗ばむほどだけれど、朝晩は薄いダウンがちょうど良い。二人で行ったカフェやレストラン、タポバンやラクシュマンジュラの街並みや陽射し、路地を行き交うインド人や牛なんかがバーッと思いだされた。

色とりどりのサリーを着た女性が映るのは、どんな記事だろう。

洋服を着ている人もいるけれど、女性は圧倒的にサリーが多かった。それが素敵だな、と思ったし、行く度にわたしもサリーを作った。
着方を習って自分で着たのだけど、慣れないうちは歩いているうちに着崩れてしまうこともあり、そうなると道ゆくマダムたちが「あなた、それじゃダメよ!」と寄ってたかって直してくれる。
髪の毛が真っ直ぐで肌の色が薄い日本人がサリーを着ているのは、外国人が着物を着ているようなもので、すれ違う人々がニコニコしてくれたり、一緒に写真を撮ってくれなんて言われたり、スター気分を味わった。笑

インドで女性は肩と膝上を出すことはNGなのに、サリーはお腹が出る。そこはいいのね。さすがにおへそは出ないけど。

ゴミ拾いをする少年たちの写真が小さくあった。

インドに来てまず驚くのは、道端に落ちているゴミの多さだ。

自宅は毎朝水拭きしてピカピカに、家の前も綺麗に掃き清め
南インドではさらにコーラムという模様を描き、家族の無事と幸運を祈る。

それなのに、町を歩くと道端はゴミだらけなのだ。
このギャップはいったい。。
自分の家じゃないからどーでもいいってこと?謎。

写真家をしている友人は憂慮して、どういう経緯だったか、とある地方の学校で環境を守るワークショップを開き、その後子供達と一緒に街のゴミ拾いをした。
わたしはゴミが落ちているインドが当たり前だったので、彼女の活動にハッと目が覚めるようで、慣れてしまって他人事、問題に感じていなかった自分を恥じた。
少しずつ啓蒙活動をする人も増えて、地元の人で結成したというゴミ拾い隊がラムジュラのガンガー沿いで活動をしているのを見た時は驚いた。ようやく気づいたか、インドの人よ。

インドに行かなくなって数年。今はどうなっているんだろう。

リシケシで定宿にしていたゲストハウスのオーナーは変わり、街も激変したと聞く。

印刷したエアチケットの裏に書いた旅ルートは未だ実現出来ていない。また行きたいな。回遊したい。

 

昨日の収穫。

思ったよりもたくさん実がついている。あとまだ20個は採れそう。

このプラムは、そのまま食べるのが一番だと思ってる。

今年は梅仕事、してないな。そんな気分になれなくて。
ま、そんな年もあるか。

今年は梅仕事より、片付け優先。
スッキリした夏を迎えたい。